小さい会社の人間関係には、どんなメリットやデメリットがあるの?
あなたは今、このようなことを考えているかもしれません。
私はこれまで、スタッフの数が20人程度の会社に勤めたこともありますし、500人を超える会社に勤めたこともあります。
人間関係に関しては、どちらの会社もメリットとデメリットが存在することを身をもって実感しました。
今回は、小さい会社のことについて
- 小さい会社の人間関係のメリット&デメリット
- 小さい会社の人間関係の築き方
- 小さい会社の人間関係に限界を感じた時の対処法
についてお伝えします。
※今回は、スタッフが30名未満の会社を小さい会社と定義します。
Contents
小さい会社の人間関係のメリット&デメリット
メリット編
小さい会社の人間関係というと、デメリットばかりが強調されますが、メリットもあります。
- 社長や上司と距離が近い
- 気になる人と親しくなれるチャンスが増える
- 親しい人と親密な関係を築きやすい
それでは、1つずつ順番に説明していきます。
①社長や上司と距離が近い
社長や上司と距離が近いと、社長や上司の考えを直接聞くことが出来ますし、相談もしやすくなります。
そうすることによって、仕事に関する悩みを早めに解消することが出来ます。
また、相談することによって、社長や上司やあなたに対して熱心な社員という印象を抱くようになります。
逆に、大きな会社でスタッフの数が多いと、なかなか社長や上司と話す機会はなく、あなたがどれだけ熱心に仕事に取り組んでいるのかを理解してもらうのは難しいです。
②気になる人と親しくなれるチャンスが増える
もし、あなたの会社に、気になる人がいたとします。
大きい会社であれば、なかなかアプローチするチャンスがありません。
もし、1対1で話す機会があったとしても、周囲に人がたくさんいるため、気軽に連絡先を交換するのが難しです。
ですが、小さい会社であれば、気になる人と親しくなるチャンスが多くあります。
③親しい人と親密な関係を築きやすい
大きい会社であればスタッフの数が多いせいで、
○○さんの名前は聞いたことはあるけれど、1回も顔を見たことがない
という状況が、それほど珍しいものではなくなります。
ですが、小さい会社であれば、普段からスタッフ全員と顔を合わせる機会に恵まれています。
そうすると、相手が同性であれ異性であれ、1度親しい関係になればどんどん親睦を深めることが出来ます。
デメリット編
ここまでは、小さい会社の人間関係のメリットを紹介してきました。
ここからは、デメリットについて紹介します。
- 嫌いな人と関わらざるを得ない
- 噂や評判がすぐに広まる
- お局の影響力が強い
- 人間関係が固定化され、刺激が少ない
- 相手のイヤな部分が目に付きやすい
それでは、1つずつ具体的に説明していきます。
①嫌いな人と関わらざるを得ない
大きい会社であれば、嫌いな人がいたとしても、それほどストレスを抱えずに済むケースが多いです。
なぜなら、普段から多くのスタッフと関わることになり、嫌いな人と関わる時間がそれほど多くないからです。
また、あなたや、あなたの嫌いな人が配置転換になった場合、勤務先や仕事をするフロアが変わるため、嫌いな人と顔を合わせなくて済むようになります。
ですが、小さい会社であれば、そういうわけにはいきません。
配置転換があろうとなかろうと、嫌いな人と勤務先や仕事をするフロアが同じになる確率は、大きい会社と比べると、どうしても高くなってしまいます。
②ウワサや評判がすぐに広まる
どの会社にも、必ずといって良いほど噂好きの人間がいるものです。
大きい会社であれば、あるスタッフのウワサが全員に広まる可能性は低いです。
ですが、小さい会社の場合は、ウワサが全社員に光速で広まってしまいます。
特に、仕事の失敗については、光よりも速いんじゃないかと思うぐらいのスピードで広まってしまい、なかなか厄介です。
不思議なことに、悪いウワサに限って社長の耳に届いてしまうのです。
自分にとって都合の悪い話が広まった時、その内容が事実であれば、仕方ないと思えます。
ですが、事実ではない内容が広まってしまうと、本当にメンドクサイです。
③お局の影響力が強い
これも、小さい会社あるあるの1つです。
お局の中には
自分がいなければこの会社は大変なことになる
と信じて疑わない方もいます。
そんな方に限って、ろくに仕事をしないでずっとしゃべり倒しているものですが、社長はお局のことを会社にとって必要な存在だと考えているのです。
そうすると、お局さんはどんどん付け上がってしまい、なかなか手ごわい存在になっていきます。
④人間関係が固定化され、刺激が少ない
大きい会社であれば、新卒採用や中途採用と問わず、絶えず新しい人が入ってきます。
また、辞めていく人も多いので、人間関係に新陳代謝が生まれます。
ですが、小さい会社の場合、新しい人があまり入ってこないので、いろんな人から様々な刺激を得るのがとても難しいです。
また、私のかつての勤務先では新卒で入社する人が少なく
●5年ぶりに新入社員が入社する
●それまでは、入社入社7年目の29歳の社員が、会社の最年少スタッフだった
ということがありました。
新入社員が毎年2~3人であっても、毎年入社していれば、すでにいる若手スタッフに先輩としての自覚が芽生えやすくなります。
ですが、たまにしか新入社員が入ってこない状況だと、先輩としての自覚が芽生えにくく、若手社員の成長が遅くなってしまいます。
小さい会社の人間関係の築き方
次にお伝えするのは、このテーマです。
小さい会社での人間関係の築き方のポイントは、2つあります。
- 社長が重視する方針を把握する
- 社長以外のキーパーソンを見極める
- 味方になってくれそうな人と関係を築いておく
それでは、それぞれのポイントを1つずつ説明していきます。
社長が重視する方針を把握する
小さい会社で居心地よく過ごすために何よりも大切なのは
●社長に嫌われないこと
です。
社長に嫌われてしまうと、何かにつけて言いがかりをつけられてしまいます。
また、何をどれだけ頑張ってもあなたに対する社長の評価は低いままです。
別に、社長のことを心の底から尊敬している必要はありません。
ですが、嫌われないための立ち居振る舞いをすることは、どの会社でも大切なことです。
●社長の方針を面と向かって批判しない
●社長に対して理屈を押し付けない(そんなことをすると、社長は感情的になって話し合いが成立しません)
●社長に対する禁句内容を把握して、言わないようにする
●どうしても社長が間違っていると思う時は、上司に相談してみる
これらのことを頭に入れて行動しましょう。
社長以外のキーパーソンを見極める
小さい会社であれば、社長以外に絶大な影響力を持っている人が1人か2人はいるものです。
お局の場合もあれば、社長の奥さんの場合もあります。
また、そのほかの人の場合もあります。
そのような人たちに接するときは、他のスタッフと接するとき以上に、気を配る必要があります。
なぜなら、そのような人たちに対して何か失礼な態度を取った場合、速攻で社長に告げ口されるからです。
そのスピードの速さたるや、速報ニュースよりも速いんじゃないかと思ってしまうぐらいです。
味方になってくれそうな人と関係を築いておく
もしあなたが仕事で何か失敗をしてしまったとします。
そんな時、あなたをフォローする人がいれば、まだ救われます。
次は失敗しないように気を付けよう
と前向きになることが出来ます。
ですが、フォローしてくれる人がいないと、ずっと1人で悩み続けることになります。
そのような状況を防ぐには
●自分よりも先輩で、悩みを相談しやすいと感じる人
●上司とある程度対等に話ができる人
●面倒見が良い人
このような条件に当てはまる人と、普段から関係を築いておくようにしましょう。
小さい会社の人間関係に疲れた時の対処法
これ以上、今の会社の人と仕事を続けることは難しい
現時点で、このように考えているかもしれません。
そのような場合は、心機一転、職場を変えてみることも解決策の1つです。
会社の人間関係が原因で転職を決意する人は、意外に多いです。
マイナビの調査によると、転職理由として多くあてはまるのが
- 1位:給料が安い
- 2位:職場の人間関係
- 3位:仕事内容
となっています。
とはいえ、面接の場で
「上司と合わないので転職しようと思いました」
と言うわけにはいきません。
もし、面接で転職理由を答える時に、職場の人間関係に悩んだことを伝える場合は
●誰に、どのような不満を抱いているのか
●不満を解消するために、どのような行動をしたのか
ということを伝えましょう。
例えば、
私は5年間、○○部署でやりがいを持って仕事に取り組んできました。
ですが、社長は何かにつけて○○部署を見下す発言をしてきます。
このような状況にストレスを抱えており、上司に対して、社長が○○部署の批判をすると、みんなのモチベーションが下がってしまうので、やめてもらいたいと何度もお願いしました。
一時的には批判が止まるものの、しばらくすると、また○○部署の批判が始まり、心身ともに限界を迎えました。
どのような部署であっても、1人1人の社員を対等な存在として見てくれる会社で仕事をしたいと思い、転職を決意しました。
このように、ただ不満を述べるだけでなく、解決に向けて行動した点も伝えるようにしましょう。
ですが、現実問題として、面接では色々な聞かれるため、1人で面接対策をするのは大変です。
また、転職活動を始めるとなると、履歴書や職務経歴書の準備や自分に合った会社をリサーチするなど、やるべきことはたくさんあります。
このようなことを1人で全部やるのは大変です。
ですが、転職エージェントを利用すると、
- 転職のことや今後のキャリアについての相談ができる
- 履歴書や職務経歴書の添削や面接対策を行なってもらえる
- 面接であなたが伝えきれなかったことを、代わりに伝えてもらえる
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 企業の内部事情に関する情報を入手できる
- 企業との面接の日程調整を行なってもらえる
- 企業との年収交渉を行なってもらえる
- 内定を辞退する場合はエージェントから連絡してもらえる
上記のサービスを無料で受けることが出来ます。
転職エージェント会社で特に有名なのが
●リクルートエージェント
●マイナビエージェント
●doda
この3つです。
特におすすめなのが、マイナビエージェントです。
先ほど紹介した3つのエージェント会社の口コミを100件ずつ調査したところ
- 紹介される案件は自分に合ったものだったのか(案件の質)
- 担当者は親切・丁寧にサポートしてくれたか(サポートレベル)
- 履歴書や職務経歴書、面接などに関するアドバイスは役に立ったか(アドバイス内容)
優良なエージェントかどうかを判断するうえで重要となる上記の項目のすべてで、マイナビエージェントが1位となりました。
3社の結果を詳しく見ていくと
案件の質
- 高評価数:21
- 低評価数:16
- 高評価率:56.7%(3社中2位)
サポートレベル
- 高評価数:30
- 低評価数:40
- 高評価率:42.8%(3社中3位)
アドバイス内容
- 高評価数:21
- 低評価数:7
- 高評価率:75%(3社中3位)
案件の質
- 高評価数:30
- 低評価数:27
- 高評価率:52.6%(3社中3位)
サポートレベル
- 高評価数:36
- 低評価数:36
- 高評価率:50%(3社中2位)
アドバイス内容
- 高評価数:27
- 低評価数:6
- 高評価率:81.8%(3社中2位)
案件の質
- 高評価数:44
- 低評価数:15
- 高評価率:74.5%(3社中1位)
サポートレベル
- 高評価数:63
- 低評価数:22
- 高評価率:74.1%(3社中1位)
アドバイス内容
- 高評価数:40
- 低評価数:3
- 高評価率:93%(3社中1位)
マイナビ―エージェントのサポートレベルの評価が、他の2社と比べて高くなっています。
【マイナビエージェントの高評価の内容】
●それぞれの業界に精通したアドバイザーがついてくれる
●紹介された求人は、質・量ともに良かった
●自分の希望業種の求人数が増える時期や企業の選び方について丁寧に教えてくれた
●履歴書のアドバイスをもらえたことで、自分の文章がどんどん良くなっていくのが分かった
●電話対応がとても丁寧で、最後の最後まで親身になってもらえた
●「最終的に私たちの紹介した会社に決めなくてもいいので、納得できる会社を選んでください」と言ってもらえた
【マイナビエージェントの低評価の内容】
●求人の数が物足りない
●担当するエージェントによって差がある
●少し期待外れだった
ここで取り上げた口コミは一部ですが、対応の丁寧さや親切さを評価する内容が多く見られます。
私が見た限りでは、無理やり選考に進むように言われたといった内容の口コミはありませんでした。
マイナビの基本的な考え方は
●多少時間がかかっても、応募者全員が納得する転職をサポートする
転職を無理強いしないのは、この考え方が徹底されているからなのでしょう。
また、企業側からすると、求人数の多いエージェントに登録すると、他の企業に埋もれてしまい求職者に見てもらえない可能性が高いです。
ですが、マイナビエージェントであれば、案件を絞っている分だけ、求職者に見てもらえる可能性が高まります。
その結果、質の良い案件がマイナビエージェントに流れて、結果的に求人の質についての評価が高くなっているのかもしれません。
●1つ1つの求人をじっくり吟味してもらい、納得のいく転職をしてもらえるようにサポートする
この点こそが、マイナビエージェントの強みだと言えます。
もし迷っているのであれば、登録を済ませて1度エージェントの方と企業の選び方や転職活動の進め方について話をしてみることをおすすめします。
※直接オフィスに行かなくても、電話相談も可能です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。