家族経営の会社を辞めようかどうか迷っている
あなたは今、このような悩みを抱えているかもしれません。
辞めようかどうか迷っているということは、何か辛いことがあったのだと思います。
とはいえ、いくら最悪だと思ったとしても、辞めることを決断するのはなかなか難しいです。
そこで、今回は
- 家族経営の会社を辞めるかどうかの判断基準
- 家族経営の会社のメリット
- 家族経営の会社のデメリット
- ある社員が身内の問題点を指摘した結果、どんなことが起こったのか
についてお伝えします。
下に目次がありますので、気になるところからぜひ読んでみてください。
家族経営の会社を辞めるかどうかの判断基準
まずはじめに、こちらのテーマについてお伝えします。
辞めるかどうかの判断基準は、全部で5つあります。
- 業績が上がっているか
- 職場の居心地は良いか
- やりたい仕事ができているか
- 将来的に給料は上がりそうか
- 社長が現役を退いでも会社が存続する可能性は高いか
特に大切なのは、3・4・5の内容です。
会社の居心地が良いとは言えないが、決して悪いわけではないという状況で
●やりたい仕事ができていて、給料が上がっていきそう
●社長の身内が優秀で、社長が引退しても会社は存続するだろう
このように思えるのであれば、無理に辞める必要はないと思います。
そして、もう1つ大切な基準があります。
それは、
今の会社で仕事をしている自分を、誇りに思えるかどうか
です。
今の会社で働いていることを誇りに思えるかどうかで、日々のモチベーションは変わってきます。
会社内で最悪だと思えるようなつらいことがあっても、今の会社で働いていることを誇りに思えるのであれば、辞めずに続けても良いと思います。
反対に
●やりたい仕事ができないし、給料が上がりそうもない・・・・・
●社長が引退したら、会社が生き残っていけるのか不安・・・・・
●今の会社で働いていることを、誇りに思うことが出来ない・・・・・
という状況であれば、環境を変えることが解決策の1つです。
とはいえ、
一応転職を視野に入れているが、自分に合う会社を見つけられるだろうか・・・・・
もし転職してうまくいかなかったらどうしよう・・・
このように考えてしまうのも無理はありません。
転職は、人生における大きな決断の1つです。
ですので、転職活動に関しては誰もが慎重になり、いろんな不安を抱えてしまうものです。
そんな時にあなたの味方になってくれるのが、転職エージェントです。
転職エージェントを利用すると
- 転職のことや今後のキャリアについての相談ができる
- 履歴書や職務経歴書の添削や面接対策を行なってもらえる
- 面接であなたが伝えきれなかったことを、代わりに伝えてもらえる
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 企業の内部事情に関する情報を入手できる
- 企業との面接の日程調整を行なってもらえる
- 企業との年収交渉を行なってもらえる
- 内定を辞退する場合はエージェントから連絡してもらえる
上記のサービスを無料で受けることが出来ます。
特に、いつでも相談できることが、転職活動をするにあたって最もありがたいサポートです。
というのも、転職について具体的な相談できる相手というのは、なかなかいないからです。
転職エージェント会社で特に有名なのが
●リクルートエージェント
●マイナビエージェント
●doda
この3つです。
特におすすめなのが、マイナビエージェントです。
先ほど紹介した3つのエージェント会社の口コミを100件ずつ調査したところ
- 紹介される案件は自分に合ったものだったのか(案件の質)
- 担当者は親切・丁寧にサポートしてくれたか(サポートレベル)
- 履歴書や職務経歴書、面接などに関するアドバイスは役に立ったか(アドバイス内容)
優良なエージェントかどうかを判断するうえで重要となる上記の項目のすべてで、マイナビエージェントが1位となりました。
3社の結果を詳しく見ていくと
案件の質
- 高評価数:21
- 低評価数:16
- 高評価率:56.7%(3社中2位)
サポートレベル
- 高評価数:30
- 低評価数:40
- 高評価率:42.8%(3社中3位)
アドバイス内容
- 高評価数:21
- 低評価数:7
- 高評価率:75%(3社中3位)
案件の質
- 高評価数:30
- 低評価数:27
- 高評価率:52.6%(3社中3位)
サポートレベル
- 高評価数:36
- 低評価数:36
- 高評価率:50%(3社中2位)
アドバイス内容
- 高評価数:27
- 低評価数:6
- 高評価率:81.8%(3社中2位)
案件の質
- 高評価数:44
- 低評価数:15
- 高評価率:74.5%(3社中1位)
サポートレベル
- 高評価数:63
- 低評価数:22
- 高評価率:74.1%(3社中1位)
アドバイス内容
- 高評価数:40
- 低評価数:3
- 高評価率:93%(3社中1位)
マイナビ―エージェントのサポートレベルの評価が、他の2社と比べて高くなっています。
【マイナビエージェントの高評価の内容】
●それぞれの業界に精通したアドバイザーがついてくれる
●紹介された求人は、質・量ともに良かった
●自分の希望業種の求人数が増える時期や企業の選び方について丁寧に教えてくれた
●履歴書のアドバイスをもらえたことで、自分の文章がどんどん良くなっていくのが分かった
●電話対応がとても丁寧で、最後の最後まで親身になってもらえた
●「最終的に私たちの紹介した会社に決めなくてもいいので、納得できる会社を選んでください」と言ってもらえた
【マイナビエージェントの低評価の内容】
●求人の数が物足りない
●担当するエージェントによって差がある
●少し期待外れだった
ここで取り上げた口コミは一部ですが、対応の丁寧さや親切さを評価する内容が多く見られます。
私が見た限りでは、無理やり選考に進むように言われたといった内容の口コミはありませんでした。
マイナビの基本的な考え方は
●多少時間がかかっても、応募者全員が納得する転職をサポートする
転職を無理強いしないのは、この考え方が徹底されているからなのでしょう。
また、企業側からすると、求人数の多いエージェントに登録すると、他の企業に埋もれてしまい求職者に見てもらえない可能性が高いです。
ですが、マイナビエージェントであれば、案件を絞っている分だけ、求職者に見てもらえる可能性が高まります。
その結果、質の良い案件がマイナビエージェントに流れて、結果的に求人の質についての評価が高くなっているのかもしれません。
●1つ1つの求人をじっくり吟味してもらい、納得のいく転職をしてもらえるようにサポートする
この点こそが、マイナビエージェントの強みだと言えます。
もし迷っているのであれば、登録を済ませて1度エージェントの方と企業の選び方や転職活動の進め方について話をしてみることをおすすめします。
※直接オフィスに行かなくても、電話相談も可能です。
家族経営の会社のメリット
家族会社に関するネガティブな情報が多いですが、決して悪い面だけではありません。
では、どのようなメリットがあるのでしょうか。
- 自身の価値観と社長の方針が合致しているとやりがいを感じられる
- 社長に気に入られれば居心地は良くなる
- 職場の空気はそれほどピリピリしていない
それでは、1つずつ説明していきます。
自身の価値観と社長の方針が合致しているとやりがいを感じられる
会社の規模がどのレベルであれ、創業社長であれば、会社員の枠に収まりきらない強烈な個性を持っています。
自分が提供するサービスで、世の中を良くしたいと強く思っています。
また、
正しいのは自分の考えであって、世の中が間違っているとも思っています。
良くも悪くも、思い込みが激しいのが創業社長です。
そのような社長の方針と自身の価値観が同じであれば、社長と一緒に世の中を良くしていけると確信して仕事に打ち込むことが出来ます。
もしこのような状況に恵まれたら、自然とやりがいを持って仕事に取り組むことが出来ます。
社長に気に入られれば居心地は良くなる
家族会社で居心地が良いと感じられるかどうかは、社長に気に入られるかどうかで決まります。
気に入られると言っても、見え透いたお世辞を言う必要はありません。
口だけ動かして行動を起こさなければ、嫌われてしまいます。
気に入られるかどうかの判断基準は
熱心に仕事に打ち込むかどうか
社長から見て
この社員は、熱心に働いていると思ってもらえれば、居心地が悪くなる状況を避けることが出来ます。
職場の空気はそれほどピリピリしていない
家族会社の場合は、それほどシビアに結果を求められることはありません。
その理由は、社長の影響力を会社全体に広めることができるため、社長自身が
最終的には、私が何とかすると思っているからです。
ピリピリした空気が苦手な人であれば、家族会社のメリットを感じることが出来るかもしれません。
社長がワンマンでついて行けないと思った時の対処法はコチラ
家族経営の会社のデメリット
続いては、デメリットについてお伝えします。
- 身内のひいきが行なわれる
- 身内以外は無能扱いされる
- 社長と身内のバトルが行なわれる
- ワーク・ライフ・バランスの価値観を一切受け入れてもらえない
- 社長の言うことは絶対
- よくわからないルールが存在する
- 社長に気に入られなければ居心地は最悪
- 社長が社員の都合を考慮せずに振り回す
それでは、1つずつ説明していきます。
身内のひいきが行なわれる
これは、家族会社であれば多くの会社に当てはまるのではないでしょうか。
身内であれば血のつながりがあるせいか、いくら社員とはいえ、どうしても甘くなってしまいます。
身内がいくらトラブルを起こしたとしても社長は身内をかばいます。
また、身内の社員が、自身が原因で起きたトラブルを他の社員のせいにしたとき、社長は身内の発言をうのみにすることもあります。
責任をなすりつけられた方は、たまったものではありません。
社長の息子が仕事をしない時の解決策はコチラ
身内以外は無能扱いされる
社長の家族か会社に関わっている場合、社長が信頼を置いているのは基本的に身内だけです。
奥さんに対しては、
自分の考えを誰よりも理解してくれていると、絶大な信頼を置いています。
また、将来的には息子や娘に会社を継がせることを考えているとしましょう。
そうすると、息子や娘に対する期待が高くなり、実際の能力よりも高く評価してしまいます。
さらに、他の社員を高く評価するということは、息子や娘よりも優秀だと見なすことになります。
その事実を受け入れるのは社長にとっても身内にとっても難しいことなのです。
そのため
息子たちは優秀だけど、他は有象無象の集まりだと考えるようになるのです。
社長と身内のバトルが行なわれる
会議で社長と身内のバトルが発生すると、たいていの場合、建設的な話し合いにはなりません。
親子ゲンカのような、感情のぶつけ合いになってしまいます。
聞いている方としては、口を挟むわけにはいきません。
言い合いが終わるのを、ただひたすら待つことしかできません。
ワーク・ライフ・バランスの価値観を一切受け入れてもらえない
身内を自身の会社で雇っている社長は、仕事に人生をかけてきた人でもあります。
世の中をよくするために、必死になって働いてきた
会社を自分の代で終わらせるわけにはいかない
そう考えているからこそ、身内を雇っているのです。
現代では、ワーク・ライフ・バランスの価値観が広まってきています。
ですが、会社を存続させるためにモーレツに働いてきた社長にとって、この価値観はどうしても受け入れられないのです。
そのため、土・日が定休日ではない会社で
プライベートの関係で土・日は休みたいです
と言う社員がいた場合、烈火のごとく怒り出すこともあります。
社長の言うことは絶対
●設備投資や広告ににどれぐらいお金をかけるのか
●社員の給料をどれぐらい上げるのか
●どの社員を昇進(降格)させるか
●1人1人の社員の勤務時間や勤務先をどうするか
このようなことを社長が決定し、社員たちは従うしかありません。
副社長であったとしても、社長の方針に異議を唱えることは許されません。
社長が社員のモチベーションを下げてくるときの対応策はコチラ
よくわからないルールが存在する
私が家族経営の会社に勤めていた時
●毎月12日になるとタイムカードが回収され、次に打刻できるには16日以降(13日~15日は打刻してはいけない)
という謎のルールが存在していました。
もちろん、13日~15日も定休日でなければ出勤しているのですが、タイムカードを押せないのです。
社長は
週に40時間労働といったルールなんて関係ないと繰り返し発言していました。
もはや、自分=ルールという世界です。
この他にも、
●勤務時間外に社長や社長の奥さんから買い出しを命じられる
●社員旅行には全員参加しなければならない
●社長の本を読んで、レポートにまとめる課題がある
●退職する場合、3ヵ月前には言わなければならない
といった謎ルールが存在する家族会社もあるようです。
気に入られなければ居心地は最悪
社長をはじめ、身内の人に気に入られれば居心地がよくなるということは、裏を返せば、嫌われてしまうと毎日会社に行くのが苦痛になってしまいます。
何かにつけて目の敵にされてしまうと、心身ともにしんどくなってしまいます。
社長が社員の都合を考慮せずに振り回す
社員にはそれぞれやるべきことがあるものの、社長にとってはそんなものはお構いなしです。
●突然、予告もなく社長が集合をかけて1時間以上話をする
●朝礼時に社長が割り込んできて、30分以上立ったまま話を聞かされる
●社長が来た日にお客様と会う予定を立てていると、後で文句を言われる
このようなことが、頻繁に発生します。
これ以上、社長に振り回されたくない
もしかすると、現時点でこのように考えているかもしれません。
日々社長に振り回されてばかりいると、本来やるべき業務ができなくなってしまい、残業や休日労働をすることになります。
そのせいで、知らず知らずのうちに疲れがたまってしまいます。
もしこのような状況なのであれば、職場を変えることが解決策となります。
とはいえ、転職を決断するのには、なかなか勇気がいります。
また、転職活動を始めたとしても、
●本当に内定を獲得できるのだろうか・・・
●転職先で上手くやっていけるのだろうか・・・
●もし転職先がブラック企業だったらどうしよう・・・
など、様々な不安がおしよせてくると思います。
そのような不安を少しでも解消するには、転職エージェントを利用して転職活動を進めるのが1番です。
何か不安なことがあった時に質問できる存在は、本当に心強いです。
転職活動を進めるうえで不安な事や気がかりな事があれば、遠慮せずに質問してみてください。
身内の問題点を指摘した結果・・・
これは、以前の職場で実際に起きたことです。
社長の奥さんがきっかけで、複数のお客様が離れていくということが毎年起こっていました。
(もちろん、全てのお客様が、社長の奥さんに不満を抱いていたわけではありません)
社長は普段から
妻が電話をかけると、熱意が伝わってお客さんは戻ってきてくれると言っていました。
ですが、実際は、奥さんが電話を掛けると、お客様から「しつこい」と思われていて、
もう2度と電話をかけてこないでくださいと言われていたのです。
そのことを、ある先輩社員が全体会議の場で指摘をしたのです。
一瞬、空気が固まりました。
これまで誰も指摘できなかったタブーの話題に、先輩社員が切り込んだからです。
すると、社長は
離れていったお客様は1人か2人ぐらいで、他のお客様は全員戻ってきてくれている!と言ったのです。
要は、事実を受け止めることなく、奥さんをかばう発言をしたのです。
このように、家族会社の場合は、どうしても社長が身内をかばう傾向にあります。
おわりに
今回は
●家族経営の会社で働くことのメリットとデメリット
●家族経営の会社を辞める時の判断基準
についてお伝えしました。
私もかつて家族経営の会社で仕事をしていて、メリットとデメリットを両方経験しました。
大切なのは、どのような会社で働くかについては、自分で決断を下すことです。
誰が何を言おうが、気にしなくてよいです。
この記事が、日々前向きに仕事に取り組めるきっかけになれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。