社長がワンマンでストレスがたまる!ついていけない時の対処法は?

社長がワンマンでストレスがたまっていてついていけない!

あなたは今、職場のワンマン社長のことで頭を悩ませていると思います。

そこで、今回は、

今回のテーマ
  • ワンマン社長に対する怒りが収まらない時の対処法
  • ワンマン社長の特徴
  • ワンマン社長の下で働くメリット&デメリット
  • ワンマン社長と上手くやっていくコツ

についてお伝えしていきます。

下に目次がありますので、気になる内容からぜひ読んでみてください。

目次

Contents

ワンマン社長にストレスがたまる時の対処法

今の職場のの社長のもとで仕事を続けるのは難しそう・・・

という状況になっているかもしれません。

そのようなケースの解決策は、3つあります。

1つずつ順番に紹介しますので、今のあなたに合った方法を選んで対応することをおすすめします。

別の職場の友人に社長の事を話してみる

1つ目は、気心の知れた相手に社長のことについて話してみることです。

多少、グチのような内容になっても気にする必要はありません。

そのときに、友人の職場の社長がどんな人なのかを聞いてみることをおすすめします。

そうすることで、社長の嫌な部分について共感しあえて気持ちが軽くなりますし、友人の視点を通して社長の良い部分を発見できることもあります。

理不尽だと感じることを社長の側近に報告

先ほどの方法と比べると多少勇気がいりますが、本当にあなたが譲れないと思うポイントがあって、どうしても解決したい場合は、役職が社長に近い人に話をしてみることが有効です。

かつて私も、この方法を用いたことがあります。

とある学習塾の社長は、何かにつけて文系のことを目の敵にしていました。

何かあれば、すぐに文系が悪いと言い出す始末です。

そんな状況が続き、明らかに文系職員の士気が下がっていたので、副社長と部長に対して

「いい加減、文系批判はやめてください」と直談判しました。

その後、徐々にですが社長の文系批判は減ってきました。

環境を変えることを検討する

3つ目の方法は、転職です。

社長は会社の中で絶大な影響力を持っており、気分1つであなたの処遇を決めることが出来てしまいます。

自分にとって気に入らない社長に運命を決められてしまうのは、気分の良いものではありません。

社長はあなたの人生についての責任を取ってくれるわけではありません。

自分の人生の責任は、常に自分で取ることが求められます。

もし、ワンマン社長に対してストレスがたまって転職することを少しでも検討しているのであれば、転職サービスに登録することをおすすめします。

1人で悩むより、エージェントの方にアドバイスをもらいながら今後のことを考えた方が、自分の人生をどうしていきたいのかについて冷静に考えることが出来ます。

とはいえ

たしかに転職について少し考えているんだけど、どのように転職活動を進めればよいのか分からない・・・・・
もし転職してうまくいかなかったらどうしよう・・・

このように考えてしまうのも無理はありません。

転職は、人生における大きな決断の1つです。

ですので、転職活動に関しては誰もが慎重になり、いろんな不安を抱えてしまうものです。

そんな時にあなたの味方になってくれるのが、転職エージェントです。

転職エージェントを利用すると

転職エージェントを利用するメリット
  1. 転職のことや今後のキャリアについての相談ができる
  2. 履歴書や職務経歴書の添削や面接対策を行なってもらえる
  3. 面接であなたが伝えきれなかったことを、代わりに伝えてもらえる
  4. 非公開求人を紹介してもらえる
  5. 企業の内部事情に関する情報を入手できる
  6. 企業との面接の日程調整を行なってもらえる
  7. 企業との年収交渉を行なってもらえる
  8. 内定を辞退する場合はエージェントから連絡してもらえる

上記のサービスを無料で受けることが出来ます。

転職エージェント会社で特に有名なのが

●リクルートエージェント

●マイナビエージェント

●doda

この3つです。

特におすすめなのが、マイナビエージェントです。

先ほど紹介した3つのエージェント会社の口コミを100件ずつ調査したところ

口コミの調査項目
  • 紹介される案件は自分に合ったものだったのか(案件の質)
  • 担当者は親切・丁寧にサポートしてくれたか(サポートレベル)
  • 履歴書や職務経歴書、面接などに関するアドバイスは役に立ったか(アドバイス内容)

優良なエージェントかどうかを判断するうえで重要となる上記の項目のすべてで、マイナビエージェント1位となりました。

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もし迷っているのであれば、登録を済ませて1度エージェントの方と企業の選び方や転職活動の進め方について話をしてみることをおすすめします。

ワンマン社長の特徴

ワンマン社長と聞くと、どうしてもマイナス面ばかり注目してしまいがちです。

ですが、決して悪い部分だけではありません。良い部分も備えています。

ワンマン社長の特徴(良い面&悪い面)

【良い面】

  1. 強烈な信念を持っている
  2. 仕事においては一切妥協を許さない
  3. 上昇志向がとてつもなく強い
  4. みんなと話がしたい
  5. 熱心な社員をフォローする

【悪い面】

  1. 自分の言うことは絶対
  2. 社員をそれほど信用していない
  3. 仕事を任せられない
  4. 自分より成果を上げる社員が気に入らない
  5. 自分が5人いたら最低でも売り上げ2倍になると思っている
  6. 思い付きで方針をコロコロ変える
  7. 自分と同じ事が出来ない人のことが理解できない
  8. 精神論が多い
  9. 身内をひいきする
  10. やりがい搾取
  11. 思い込みが激しい
  12. 突然かんしゃくを起こす
  13. イエスマンを重宝する
  14. 気に入らない社員を徹底的に悪く言う
  15. 周囲を振り回すことを何とも思っていない
  16. 「社員は家族」が口癖

それでは、これらの特徴について1つずつ具体的に紹介していきます。

【プラス面】

強烈な信念を持っている

ワンマン社長の場合は自身で会社を立ち上げているケースが多いです。

会社を立ち上げる理由はいろいろありますが、

●現状に対する強烈な不満

●それを解決できるサービスを提供したい

という2つの想いが強いというのが大きな理由です。

また、そのサービスは、世の中から求められているものというより、自身が提供したいと思えるものなのです。

そのぶん、こだわりが強いのです。

仕事においては一切妥協を許さない

先ほどの話とつながりますが、提供するサービスに対するこだわりが強く、価値が低いものを提供することなんてプライドが許さないわけです。

「自分の理想と異なるものを提供するぐらいなら、会社をたたむ」と本気で思っています。

提供したいサービスの価値を高めるにはどうすれば良いのかを四六時中考えています。

「仕事のことをずっと考えていて寝られない」

仕事のことが夢に出てくる」これらも、ワンマン社長の口癖の1つです。

上昇志向がとてつもなく強い

これも、ワンマン社長に当てはまる傾向です。

現状維持を考え始めると、会社が衰退することを本能的に理解しています。

だからこそ、会社を存続させることが出来るわけです。

また、自身が提供するサービスの多くの人に広めていきたいという思いが強いです。

私がかつて勤めていた会社の社長は

「全国展開を諦めていない」

なぜ私はこれだけ大きな夢を持っているのに、みんな(社員)の夢は小さいのか」としょっちゅう言っていました。

社員と話がしたい

普段はワンマンぶりを発揮している社長でも、内心では社員とコミュニケーションを取りたいです。

なぜなら、自身の考えを社員たちがどう感じているのか、気になって仕方がないからです。

(もちろん、自分の考えに賛同してもらいたいということも、話をしたい理由の1つです)

社長としても、最終的にな自身で決断を下すものの、賛同してくれる社員が多ければ多いほど気分が良くなります。

熱心な社員をフォローする

会社を存続させるためにがむしゃらに働いてきたというワンマン社長は多く、その姿勢を他の社員にも求めます。

●結果を出しているものの、熱意を感じられない社員

●結果を出せていないものの、熱意を感じられる社員

ワンマン社長が10人いたとしたら、9人は後者の社員を評価します。

よほどのことがない限り、真面目に熱心に働いている社員のことをそれほど悪く言いません。

【マイナス面】

ここからは、マイナス面についてお伝えしていきます。

自分の言うことは絶対

ほぼすべてのワンマン社長が、このように思っていると言っても過言ではありません。

会社を立ち上げて1~2年ぐらいしか経っていないならともかく、5年以上経っているのであれば、提供しているサービスについて世間から一定の評価を得ていることになります。

日経ビジネスWeb版によると

ベンチャー企業の生存率を示すデータがあります。創業から5年後は15.0%、10年後は6.3%。20年後はなんと0.3%です。非常に厳しい。

と記されています。

もちろん、すべての会社を対象に調査したという事はないでしょうから、この数値が絶対正しいとは言えません。

ですが、それでも会社を5年間存続させるのがいかに難しいのかということが伝わってきます。

そうすると、会社を長期間存続させてきた社長が

「自身の提供するサービスは長期間評価されているのだから、自分の言うことは正しい」と考えるのも、ある意味仕方のないことです。

そのため、反対意見を言う社員がいれば自分を否定された気になってしまい腹を立ててしまうのです。

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社員をそれほど信用していない

自分の考えは正しいと思い込むということは、裏を返せば社員をそれほど信用していないという事になります。

「社員より自分の方が断然優れている」ワンマン社長には、この考えが根底にあります。

もしあなたが、

自分のことを信用していない社長のもとでこれ以上働きたくない

と思っているのであれば、それは転職を検討するタイミングかもしれません。

社員のことを信用しない社長が、これから先、社員のことを信用するようになる可能性は限りなくゼロに近いです。

人間、そう簡単に変われるものではありませんし、ましてや会社のトップである社長であればなおさらです。

この機会に、あなたを高く評価してくれる会社で働くことを検討してはいかがでしょうか。

仕事を任せられない

ワンマン社長の場合は、会社は自分の分身です。

そのため、自身のやっていることを他の社員に任せてしまうと、自身の存在価値を感じられなくなります。

そうすると、生きがいがなくなってしまいます。

「この会社は、自分がいないと回らない」この状況はワンマン社長にとって、複雑である反面、うれしくもあるのです。

かつての勤務先の社長は、

「そろそろ私は退いで、会社の事はみんなに任せていこうと思う」と言い続けて、5年以上経っています。

私がとある会社の学習塾で教室長をしていた時、保護者向けの説明会を社長ではなく教室長が行なうことになりました。

どの教室でも、社長が説明会をする時よりも保護者が会場に来られて、トラブルなく終えることができました。

ですが、説明会を1度行なった後、何のフィードバックもなく

「これからは、これまで通り説明会は私がやる!」と言ったのです。

このとき私は、社長は社員のことをあまり信用しておらず、仕事を任せたくないんだなと感じました。

自分より成果を上げる社員が気に入らない

自分が一番でないと気が済まないワンマン社長

そのため、自分より評価されている社員のことを目の敵にします。

またまた学習塾での体験になりますが、こんなことがありました。

社員全員が集まった時の研修で、会社の中で最も利益に貢献しているスゴ腕の教室長が模擬授業をすることになりました。

この教室長が運営している教室だけが、生徒数100名を超えている状態が何年も続いていたのです。

私も他の社員も、どんな授業をするのか興味津々でした。

模擬授業の内容は、塾の方針を決して逸脱しておらず、とても分かりやすい内容でした。

ですが、社長はその模擬授業にケチをつけ始めたのです。

聞いている側としては、何が言いたいのか分からないレベルでした。

ワンマン社長のもとでは、いかなることがあろうとも、社員が社長より評価されるなんてことは許されないのです。

このような社長のもとで仕事をしていると、成果を上げても評価を得られず次第にむなしくなっていきます。

そうすると、なんのために頑張っているのか分からなくなってしまいます。

そんな負のスパイラルから抜け出す方法は、働く場所をガラリと変えてしまうことです。

仕事内容が同じであっても、評価の仕方は会社によって異なります。

また、仕事内容や仕事量がそれほど大きく変わらなくても、年収で50万円ほど差が生まれることは、珍しいことではありません。

実力や成果をきちんと評価してほしい!
今よりも給料を上げて少しはゆとりのある暮らしをしたい!

もしそう考えているなら、転職サイトに登録をしてエージェントの方の話を聞くことをおすすめします。

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自分が5人いたら最低でも売り上げ2倍になると思っている

これも、社員のことを信用していないからこそ出てくる考えです。

●社員が自分と同じようにやれば、売上は上がるはず

●にもかかわらず、なかなか売上が上がらない

●自分と同じ人間がいれば、もっと売上が上がるに違いない

こんなことを言われてヤル気になる社員は、誰もいません。

自分と同じ事ができない人のことが理解できない

全てのワンマン社長に当てはまるわけではありませんが、

「自分が出来たことは、他の社員にもできるはず」と本気で考えている人もいます。

ですが、人には向き不向きがあり、同じ人間は存在しませんから、ある人にとっては得意なことでも、別の人にとっては苦手だということも珍しいことではありません。

前職のワンマン社長は

「なぜみんな私と同じように出来ないのか」としょっちゅう言っていました。

どんなつもりで言っているのは不思議でした。

しばらくたってから、社長は本当に自分と同じように出来ない社員がいることが理解できず、疑問に思っていることが分かりました。

身内をひいきする

社員のことを信用していない社長にとって、唯一信用しているのが身内です。

社長が男性の場合であれば、奥さんや子供がその対象になります。

なぜひいきするのかと言いますと、ゆくゆくは自分の後継者になってもらおうと考えているからです。

そうすると、自分の会社に息子や娘には自分の会社に勤め続けてもらいたいわけです。

また、社長とはいえ1人の人間であり、どうしても妻や子供には甘くなってしまうのでしょう。

●奥さんが売上低下の原因を作っていたとしても、社長は知らんぷり

●それどころか、社長は奥さんのことを有能だと思っている

●社長の息子や娘が、うまくいかないことを誰かのせいにしはじめると、社長はそれを鵜呑みにする

●その結果、社長のご子息はいつまでたっても仕事が出来ない

そんなことが繰り返されて、呆れてものが言えませんでした。

思い付きで方針をコロコロ変える

これは、売上がなかなか伸びない時に起こりうることです。

自身の決定がそのまま会社の方針になることは、社長にとってはプラスですが、振り回される社員にとってはたまったものではありません。

では、なぜ方針をコロコロ変えたがるのでしょうか。

それは、結果を急いでいるからです。

結果を出すことを急いでしまう理由は、実施した内容の検証をしないまま、次から次へと新しいことをやってしまい、ノウハウが蓄積されず、失敗を繰り返しているからです。

もし、会社がこのような状況に陥ってしまっていた場合、業績を回復させるのは困難です。

検証をしないことが業績悪化の要因にも関わらず、検証をしないことを続けていれば、余計に悪化するだけです。

あなた1人が本気でがんばったところで、どうにかなる問題ではありません。

どれだけ頑張っても、業績が回復することがイメージできない

そんな状況で仕事を続けていると、ビジネスマンとしての能力が低下してしまいます。

なぜなら、何をやっても根本的な問題が解消されず、結果を出すのが難しいからです。

もしそんな状況におちいってしまい悩んでいるのであれば、別の船に乗り換えるのも解決策の1つです。

エージェントの方の話を聞くことで、視界が一気に広がることもあります。

精神論が多い

これまでがむしゃらに働いていたワンマン社長は、会社の困難を気合で乗り切ってきた経験をしていることでしょう。

そもそも、気合がなければ会社を存続させることができたいので、気合は社長にとって不可欠な要素です。

その結果、社員に話をする時も、どうしても精神論が多いです。

叱咤激励する時も

「気合が入ってない」

根性がない

本気出してやれ!」という言葉が多くなります。

体調不良の社員に対して、気合が大事という社長もいました。

(ちなみにその社員は翌日病院に行き、インフルエンザにかかっていたことが分かりました)

気合や根性が入っていない社員を見ると、ワンマン社長はどうしてもイライラしてしまうのです。

やりがい搾取

「お金よりやりがいが大事」もしあなたの会社の社長がこのセリフを頻繁に口にしていたら、その社長はやりがいを搾取するタイプの可能性が高いです。

(私の前職の社長は、まさにこのタイプでした)

なぜやりがいを押し付けるのかと言いますと、給料を上げたくないからです。

そして、給料を上げたくない理由は、売上(利益)が上がっておらず業績が低下しているからです。

(もちろん、社員に対してやりがいを感じながら働いて欲しいと思ってはいるのでしょうが、それはタテマエです)

●社員たちの満足感を高め、長期間働いてもらいたい

●とはいえ、給料を上げることは難しい

●それなら、やりがいを感じてもらうことで、給料に対する文句を言われないようにしたい

ブラック企業の社長の常套手段です。

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思い込みが激しい

良くも悪くも、自分の考えに絶対の自信を持っているワンマン社長

それをエネルギーに変えて猛烈に進んでいくプラスの側面もあるのですが、たいていの場合、思い込みが激しいせいで社員の士気を下げてしまいます。

例えば、側近の報告を鵜呑みにしてしまうケースです。

社員についての何かしらの報告が社長のもとに上がってきたとき、事実を確認するために当事者や別の社員の意見を聞く姿勢を見せれば、社員の信頼度は高まります。

ですが、ワンマン社長は決してそんなことをしません。

報告内容をそのまま信じ、あの社員はダメな社員という判断を下してしまうのです。

このような判断を下された社員からしてみれば、たまったものではありません。

突然かんしゃくを起こす

いきなり怒り出す原因は、様々です。

例えば

●自分の思い通りに社員が動いてくれない

●社員の動きが遅い

●自分に対して反対意見を述べてきた

●社員の態度が悪い

●利益がなかなか上がらない

●信頼していた社員が退職を申し出てきた

このようなことで怒りが湧いてしまうことは仕方ないにしても、大声で怒鳴ってよい理由にはなりません。

とはいえ、社長としては何とかして社員に言うことを聞かせるために、大声を上げます。

また、社長が会社内で好き勝手に振る舞ったとしても、社員としてはなかなか注意できないものです。

そのようなこともあって、

「自分は怒鳴っても許される存在」と勘違いしてしまうのです。

イエスマンを重宝する

反対意見を述べる社員や、痛い部分を突いてくる社員のことを快く思わない社長は、自分の言うことを聞いてくれる社員を重宝し始めます。

あなたの会社も、もしかするとイエスマンがどんどん出世する一方、実力はあるものの社長に率直な意見を述べる社員がなかなか出世しないという状況なのかもしれません。

中小企業で社長がワンマンであれば、たとえどれだけ仕事が出来ても、社長に気に入られなければ出世は絶望的です。

逆に、社長の言うことに何でもかんでも従っている社員が出世していきます。

その結果、実力のない社員が出世して会社の業績がドンドン傾いていきます。

気に入らない社員を徹底的に悪く言う

これも、自分は正しいと思い込んでいるがゆえの行動です。

気に入った社員の事はとことんホメますが、気に入らない社員の事はとことんけなします。

表立って反抗的な態度を取る社員のことを気に入らないと考えるなら、まだ理解できます。

ですが、側近の者たちの情報を鵜呑みにした結果、その社員のことを快く思わなくなったというケースもあるのです。

そうなると、始末に負えません。

周囲を振り回すことを何とも思っていない

●もともと会議の予定はなかったのに、当日になって会議をすることが決まった

●朝礼の時間に社長が現れ、全員立っている中で30分も話し出した

●話をしたい社員を捕まえて、1時間以上話をしていた

このようなことも、ワンマン社長あるあるです。

当然、社員にはその日にやるべきことがあるのですが、そんなことはお構いなしです。

なぜなら、社員の予定よりも自分の都合の方が大事だからです。

「社員は家族」が口癖

ワンマン社長の場合は、自分の指示に従って行動してくれる社員を見ると、自分と同じ想いで仕事に取り組んでくれる家族のような存在と考えています。

また、自分が決めたことに対して、他の社員は全員心から納得していると考えています。

とはいえ、現実は

●社長が言うから従っているだけで、心の底から納得しているわけではない

●社長と方針が合わないが、仕方なく取り組んでいる

●できることなら社長と顔を合わせたくない

というケースだってあるわけです。

ですが、社長本人は、社員がそんなことを考えているなんて1ミリも思っていないのです。

もし社長が、社員は家族と口にしはじめたら、注意が必要です。

なぜなら、甘えが生まれるからです。

たとえあなたが休日出勤しようが、残業代を払ってもらえない状況になろうが

「家族なんだから(別にいいでしょ)」と考えてしまうのです。

※当然、良いはずがありません。

あなたのことを家族のような存在と見なすことで、都合の悪いことを受け入れてもらおうとするわけです。

私は最初、社員は家族と述べる社長に対して、

温かくて慈悲深い人だな」と感じていました。

ですが、徐々に違和感を感じ始め、社員を都合よく動かすための言葉だったのではないかを考えるようになりました。

あなたもかつての私のように、社員は家族と口にする社長に違和感を抱いているのであれば、社員の善意によって成り立っている会社ではなく、労働環境が整った会社で実力を発揮することを検討してみてはいかがでしょうか。

ワンマン社長の下で働くメリット&デメリット

ワンマン社長の下で働くことに関してデメリットばかりが強調されますが、メリットがないわけではありません。

あなたの置かれた状況によっては、メリットを感じながら実力を発揮することもできるのです。

私もワンマン社長の下で働いてきましたが、メリットもデメリットも両方感じてきました。

メリット&デメリット

【メリット】

  1. ヤル気を見せれば評価してもらえる
  2. 気に入られればトラブルが起きても味方になってもらえる
  3. 社長の方針と自身のやりたいことが一致していればやりがいが生まれる

【デメリット】

  1. 気に入られなければ評判回復はほぼ不可能
  2. 社長の嫌な部分が目に付くとモチベーションが下がる
  3. 社長の機嫌が悪いと社内の空気がどんよりする
  4. 業績が低下すると周囲は社長の悪口ばかり言う
  5. 振り回され続けると心身ともに疲弊する

それでは、1つずつ順番に説明していきます。

【メリット】

ヤル気を見せれば評価してもらえる

先ほどもお伝えしたように、ワンマン社長の場合は、能力よりもヤル気の方を重視します。

そのため、熱心に働く姿勢を見せることが出来れば、しばらくの間成果を出すことが出来なくても、それほど悪く言われることはありません。

たとえほかの社員が社長に告げ口したとしても

頑張っているんだし、もう少し様子を見てみようと思ってもらえます。

これは私が新卒で入った会社で実際にあったことですが、入社して3ヶ月が経った頃、私の上司2人(課長と部長)が社長に対し

○○(私)をクビにしてください

理由としては、無愛想でお客様の対応に向いておらず、改善の見込みがないと判断されたからです。

ですが、社長は私のことを、未熟者であるものの熱意だけはあると評価してくれていたおかげで、クビを免れることができました。

もし熱意を感じてもらうが出来なければ、本当にクビになっていた可能性もあったことを考えると、ゾッとします。

(結局、この会社で出世することが出来ました。他人からの評価は、あまりあてにならないものです)

気に入られればトラブルが起きても責められない

例えば、あなたと社長の側近との間にもめ事が起きたとしましょう。

その場合、あなたの立場は圧倒的に不利ですが、もしあなたが気に入られていれば、社長は側近の情報を全て鵜呑みにすることはありません。

完全にあなたの味方とまではいかなくても、第三者の立場に立ってもらうことが出来ます。

かつて私は、あることでお局と2度対立したことがありますが、2度とも社長は公正中立の立場で話を聞いてくれました。

社長の方針と自身のやりたいことが一致していればやりがいが生まれる

もしあなたのやりたいことが明確で、社長の方針と合致していれば、毎日の仕事が楽しくなります。

なぜなら、やりたいことをやった上でお客様から感謝されるからです。

ここで言うやりたい事ですが、具体的であることがポイントです。

例えば

英語に関わる仕事がしたいです。

というのは、具体的とは言えません。

●教える対象(年齢)

●教える内容

●形態(マンツーマンなのか、生徒20人ぐらいを同時に相手にするのか)

●どんな方法で生徒の成績を伸ばしたいのか

これらの内容を具体的に掘り下げて、それを実現できる会社で働くことが出来れば、とてつもなくやりがいを感じることが出来ます。

【デメリット】

気に入られなければ評判回復はほぼ不可能

ここで言う気に入らないというのは、あなたが入社したばかりの時の印象を指します。

反対意見を述べる中堅社員を気に入らないと感じることはあっても、それによって極端に評判を落とすケースはあまりありません。

ですが、入社したての時期の印象が悪ければ、それを挽回するのは至難の業です。

繰り返しになりますが、社長が重視するのはヤル気です。

そうすると、入社間もない時期にヤル気を示すことが出来なければ、どれだけ実績積んでもヤル気のない社員というイメージを崩すことが困難になります。

社長の嫌な部分が目に付くとモチベーションが下がる

会社の業績が良く、毎年それなりに昇給額があれば、それほど社長の嫌な部分は目につきません。

ですが、会社の業績が悪化し、昇給額がないという状況や手当をカットされるという状況になれば、途端に社長の嫌な部分が浮き彫りになってきます。

これはプロスポーツのチームにも言えることですが、チームが強ければ監督に対して不満を抱いても、それほど表に出て来ません。

なぜなら、チーム全体がまとまるからです。

ですが、チームが弱ければ指導者に対する不満が一気に表に出てきてしまいます。

もちろん、

●生理的に受け付けない

●嘘ばかりつく

といったように、1人の人間として受け入れられないというケースもありますが、業績が悪化すると、これまで意識していなかった不満までもが出てきてしまうのです。

社長の機嫌が悪いと社内の空気がどんよりする

会議の場で社長が大声を出すと、当然ですが社内の空気は一気に悪くなります。

まるで、お通夜のような雰囲気になります。

また、普段から社長が社員のやる気を奪うようなことを言っていると、社員の士気が下がってしまい空気が悪くなります。

ある日、態度の悪い社員に対し社長がブチ切れた時、別の女性社員が泣きだして職場の空気がさらに悪くなるということがありました。

ワンマン社長の機嫌は、良くも悪くも会社の空気に大きく影響していまいます。

業績が低下すると周囲は社長の悪口ばかり言う

これは、社長に対する不満とは少し異なりますが、ワンマン社長のもとで働くデメリットの1つと言えます。

ワンマン社長の1つの判断で、会社の運命が決まると言っても過言ではない以上、

●業績が上がれば社長の手腕のおかげ

●業績が下がれば社長の手腕の責任

という要素が生まれてしまうのは仕方のないことです。

ですが、それを逆手にとって、社長批判を始める残念な人もいるのです。

その結果、社員の当事者意識が低くなってしまい、ますます業績が悪化してしまいます。

振り回され続けると心身ともに疲弊する

ワンマン社長は、社員のモチベーションを大きく上げてくれる存在である一方で、社員のやる気をどんどん奪ってしまう存在でもあります。

●毎週のように突発的に会議や研修が開かれる

●会議が2時間以上続いて自分の仕事が出来ない

●突然方針が変わり、てんわやんわしてしまう

●モチベーションが下がることを言われ続け、自己肯定感が下がってしまう

●全力で仕事に取り組んでいるのに、気合が足りないと言われる

このようなことが続くと、心も体もしんどくなってしまいます。

もし社長に振り回されて心身ともに限界を迎え会社に行きたくないと感じ始めているのであれば、社長に振り回されない会社で働くことを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

従業員が20~30人ぐらいであれば、どうしても社長に振り回されてしまいますが、100人を超えると、その確率を下げることが出来ます。

私の場合は、従業員が20名程度の会社から100名を超える会社に転職したことがありますが、その結果、社長に振り回されることは一切なくなりました。

社員の数が多ければ、社長としても1人1人の社員に構っているヒマはありません。

今すぐ転職する気が無くても、世の中にはどのような会社があるのかについて情報収集することで、1つの会社で働くことにこだわりすぎる必要はないことを実感できます。

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ワンマン社長と上手くやっていくコツ

もしかすると、社長はワンマンでイヤな部分が目に付くが、もうしばらくの間は、少しでも社長と上手くやっていきたいと考えているかもしれません。

そのための方法は、2つです。

それでは、1つずつ説明していきます。

定期的に状況を報告する

社員と話をしたくて仕方がないワンマン社長

そんな社長に対して、現在頑張っていることを自分から報告すると、あなたのことをヤル気のある熱心な社員と思ってもらうことが出来ます。

また、困っていることについてアドバイスを求めれば、自身の経験談を基に話をしてくれます。

長年に渡って第一線で活躍してきた社長の話から、問題解決のヒントを得ることもあります。

一定の距離を取りながら関わる

社長に振り回されずに仕事を進めたいのであれば、あまり社長に出くわさないようにすることがポイントです。

もちろん、突発的に会社に来ることもありますが、何曜日の何時ぐらいによく来るのかというパターンは、だいたい決まっていると思います。

もしそうであれば、その時間帯は社長と顔を合わせなくてよい場所で仕事をすると、振り回されるストレスから解放されます。

おわりに~社長について行けないは転職理由として妥当か~

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

この表題に対する答えですが、私個人的には、転職理由として正当なものだと考えています。

なぜなら、ストレスを抱え続けて仕事を続けていると、知らず知らずのうちに心身ともに負担がかかってしまい、

●仕事に行こうと思っているけど体が動かない

●そもそも、仕事に行きたくない

という状況になってしまう可能性もあるからです。

とはいえ、面接で退職理由を聞かれたときに、社長について行けないので辞めたいと思いましたと答えるだけでは、面接官に良い印象を与えることは出来ません。

●どのような点が不満なのか

●不満を解決するために、どのような行動を起こしたのか

●その結果、状況がどのように変わったのか

これらのことを面接できちんと伝えることが出来れば、退職理由として妥当なものだと判断してもらいやすくなります。

また、面接官はあなたに対して、不満があってもきちんと行動を起こせる人だというプラスの印象を抱くことにつながります。

この内容は、私が実際にエージェントの方から受けたアドバイスの一部です。

このように、第三者の視点から的確なアドバイスを頂けることが、転職エージェントを活用するメリットの1つです。

あなたの仕事人生がより充実したものになれば幸いです。

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