今の会社は勤務時間が長すぎてしんどい・・・
もう辞めてしまおうかな・・・
あなたは今、このようなことを考えているのではないでしょうか。
私もかつての職場で
●1日の労働時間が10~12時間
●週休2日だったものの、実質は1日しかなかった
という状況で、心身ともに限界を迎えた経験があります。
今回は
- なぜ長時間労働は改善されないのか
- 勤務時間を短くするために出来ること
- 勤務時間が短い職場の見つけ方
- 変形労働制とは
- 長時間労働を続けることのデメリット
- 長時間労働を強いられたときの体験談
についてお伝えします。
気になる内容から、ぜひ読んでみてください。
Contents
なぜ長時間労働は改善されないのか
結論から言いますと
会社側が、効率化をはき違えている
からです。
どういうことなのかを、例を挙げて説明します。
ある会社で、10人で10の量の仕事をしていたとします。
(この量が、何とかこなせるラインだとします)
ある日、会社は1人当たりの仕事量を増やすために、10人で12の量の仕事をするように命じます。
社員たちは何とか必死に頑張って、12の量の仕事をこなせるようになったとします。
すると会社は、今度は10人で14の量の仕事をするように命じます。
体力の限界を迎えた社員が2人がダウンします。
そうすると、8人で14の量の仕事をやらざるを得なくなります。
その結果、みんな疲弊し、退職者が増えてきます。
慌てた会社は社員を募集しますが、残った社員は新人を教えるのに手間がかかり、本来やるべき業務に手が回らなくなります。
このように、会社は社員に対して限界ギリギリラインまで仕事をさせようとすることが、効率化をはき違えているということです。
そうすると、いつまでたっても仕事に追われてしまい、残業がなくなりません。
このパターンは、まさに自分の会社に当てはまっているぞ
という場合は、限界を迎える前に環境を変えることを検討した方が良いかもしれません。
なぜなら、長時間労働が改善されないのは、個人の問題というよりも、会社の問題の方が大きいからです。
今の時代は、働き方改革や週40時間労働を意識した会社が増えてきています。
●勤務時間をもう少し短くして、時間にゆとりを持って仕事をしたい
●勤務時間を減らして、なおかつ給料を上げたい
と考えているのであれば、1度転職エージェントに相談し、あなたの希望に合った会社を探してみることをおすすめします。
とはいえ、
本当に自分の希望にあう会社を見つけられるだろうか・・・
もし転職してうまくいかなかったらどうしよう・・・
このように考えてしまうのも無理はありません。
転職は、人生における大きな決断の1つです。
ですので、転職活動に関しては誰もが慎重になり、いろんな不安を抱えてしまうものです。
そんな時にあなたの味方になってくれるのが、転職エージェントです。
転職エージェントを利用すると
- 転職のことや今後のキャリアについての相談ができる
- 履歴書や職務経歴書の添削や面接対策を行なってもらえる
- 面接であなたが伝えきれなかったことを、代わりに伝えてもらえる
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 企業の内部事情に関する情報を入手できる
- 企業との面接の日程調整を行なってもらえる
- 企業との年収交渉を行なってもらえる
- 内定を辞退する場合はエージェントから連絡してもらえる
上記のサービスを無料で受けることが出来ます。
特に、いつでも相談できることが、転職活動をするにあたって最もありがたいサポートです。
というのも、転職について具体的な相談できる相手というのは、なかなかいないからです。
転職エージェント会社で特に有名なのが
●リクルートエージェント
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この3つです。
特におすすめなのが、マイナビエージェントです。
先ほど紹介した3つのエージェント会社の口コミを100件ずつ調査したところ
- 紹介される案件は自分に合ったものだったのか(案件の質)
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優良なエージェントかどうかを判断するうえで重要となる上記の項目のすべてで、マイナビエージェントが1位となりました。
もし迷っているのであれば、登録を済ませて1度エージェントの方と企業の選び方や転職活動の進め方について話をしてみることをおすすめします。
勤務時間を短くするために出来ること
先ほどは、長時間労働が改善されないのは、個人の問題というより、会社の問題だとお伝えしました。
とはいえ、勤務時間を短くするために、個人で出来ることがないわけではありません。
今のうちに、労働時間を短くする工夫をしながら仕事を進めていると、転職しても役に立てることが出来ます。
- 処理能力を高める
- やることを決めてから仕事に取り掛かる
- 1週間に何時間働いているのかを具体的に伝える
- 残業しないキャラを確立する
それでは、1つずつ順番に説明していきます。
処理能力を高める
1時間あたりでこなせる仕事量を増やして自身の能力を高めることが出来れば、ムダに残業しなくて済むようになります。
そのためにおすすめなのが、タイマーで時間を測って仕事に取り組むことです。
人間は、制限がかかった状態になると集中せざるを得なくなります。
その結果、速く仕事を片付けることにつながります。
やることを決めてから仕事に取り掛かる
出社した時に最初に決めておきたいのは
●どの仕事を、いつやるのか
ということです。
やるべきことを決めておくと、1つ1つの仕事にすぐに取り掛かることが出来て、時間をムダにすることを防げます。
逆に、やるべきことを決めずに仕事を始めると、
今から何をしようかな
次は何をしようかな~
このように、いちいと悩んでしまう状態になってしまい、時間をムダにしてしまいます。
1週間に何時間働いているのかを具体的に上司に伝える
会社によって、上司が部下の勤務時間をある程度把握しているケースもあれば、把握していないケースもあります。
後者の場合、上司に対して
勤務時間が長いので、どうにかしてください!
と伝えたとしても、どうしようもありません。
●1日につき、何時間働いているのか
●1週間で何時間労働になるのか(40時間を超えているのか、超えていないのか)
●どの曜日の勤務時間を減らすことが出来るのか
について伝えると、上司としても判断しやすくなります。
また、上司に話をする時は、みんなの勤務時間を減らすための提案をすることがポイントです。
そうすることで、他の社員から感謝してもらえます。
残業しないキャラを確立する
どうしても残業が嫌いで嫌いで仕方がないという場合は、定時になったらさっさと帰宅することをおすすめします。
もし、さっさと帰宅する理由を聞かれたとしても
定時だからです
と言えばよいのです。
いちいちもっともらしい理由を考えると、毎回理由を考えないといけなくなり、面倒なことになります。
それなら、いっそのこと、残業しないキャラを確立してしまう方が、ストレスをためずに済みます。
勤務時間が短い職場の見つけ方
では、勤務時間が短い職場を、どのように見つければよいのでしょうか。
求人情報を見てみると
●就業時間:9時~18時(休憩1時間)
●残業:月に20時間程度
といった内容が書かれていますが、この情報だけでは実情がなかなか見えてきません。
もう少し実情を詳しく知りたい場合は
- 口コミサイトを見てみる
- 転職エージェントの人の話を聞いてみる
といった方法があります。
口コミサイトの勤務時間の項目を見て、なおかつ転職エージェントの人の話を聞くことで、勤務時間の長さを把握しやすくなります。
- 転職会議
- OpenWork
- キャリコネ
- ライトハウス(旧:カイシャの評判)
ちなみに、転職活動をする場合、やるべきことがたくさんあります。
ですが、転職エージェントを利用すると
- 転職のことや今後のキャリアについての相談ができる
- 履歴書や職務経歴書の添削や面接対策を行なってもらえる
- 面接であなたが伝えきれなかったことを、代わりに伝えてもらえる
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 企業の内部事情に関する情報を入手できる
- 企業との面接の日程調整を行なってもらえる
- 企業との年収交渉を行なってもらえる
- 内定を辞退する場合はエージェントから連絡してもらえる
上記のサービスを無料で受けることが出来ます。
転職エージェントを利用することの最大のメリットは
●転職のことについて気軽に相談できて、応援してくれる存在がいる
ということです。
転職活動は、どうしても孤独な活動になります。
アドバイザーの方がいてくださると、本当に心の支えになります。
とはいえ、どのエージェント会社がおすすめなのか、迷ってしまうと思います。
もし、登録しようかどうか迷っている場合は、どのエージェント会社がどのような評価を受けているのかを確認してみてください。
変形労働制とは
求人票を見てみると、変形労働制という用語を時々見かけます。
これは一体、どのようなものなのでしょうか。
これは、労働時間を1日単位ではなく、1ヶ月(1年)単位で計算することです。
本来であれば、1日8時間労働(1週間で40時間労働)となりますが、会社によっては
●月末が忙しくなる
●夏期や冬期に忙しくなる
といったように、様々な事情があります。
そこで、ある期間において勤務時間が長くなる分、他の期間の勤務時間を短くして、1ヶ月(1年)単位で調整するのです。
変形労働制を採用することで、会社は残業代を払わずに済みます。
ちなみに、1ヶ月単位と1年単位で調整する場合の労働時間ですが
- 28日:160時間
- 29日:165.7時間
- 30日:171.4時間
- 31日:177.1時間
- 365日:2085.7時間
- 366日(閏年):2091.4時間
となります。
もし、変形労働制を採用している会社で働くことになる場合は、
●どの時期が忙しくなるのか
●忙しい時期は、1日何時間ぐらい働くことになるのか
ということを面接で聞いておくと、入社後に「こんなはずじゃなかった」と感じるのを防ぐことにつながります。
長時間労働を続けることのデメリット
もしかしたら、現時点では長時間労働をしていても、それほど悪影響が出ていないかもしれません。
ですが、長時間労働を続けていると
- 感覚がマヒする
- 体力や集中力が持たなくなって仕事のパフォーマンスが下がる
- プライベートな時間が無くなり、リフレッシュできなくなる
- 他人(同僚や後輩)にも長時間労働を強要して「イヤな人」になってしまう
特に気を付けないといけないのが、感覚がマヒすることです。
本当は疲れているにもかかわらず、
こんなに頑張っている自分はスゴイ!
と思ってしまう人がいます。
(そのように思えないと、長時間労働に耐えられないという側面もあります)
その結果、徐々に感覚がマヒしてしまい、疲れがたまっているにもかかわらず、疲れていないような感じになります。
そうすると、ある日突然心身に支障が出てしまい
●無気力状態になる
●思うように体が動かない
といったことになりかねません。
普段から、自分は今、無理をしていないかを自分自身に問いかけてみることで、感覚がマヒすることを防げます。
長時間労働を強いられたときの体験談
私は、かつての勤務先で
●1日の労働時間が10~12時間
(月に1~2回、13時~翌朝5時まだ仕事をすることも経験)
●週休2日だったものの、実質は1日しかなかった
といった状況で、睡眠時間が不足し、勤務時間内にうたた寝をしてしまうこともありました。
あまりにつらかったので、自身の状況を上司に訴えました。
すると、上司は
「大変なのは、みんな一緒」と、まともに取り合ってもらえませんでした。
ちなみに、その上司は仕事を人にやらせるばかりでした。
私はひそかに、私の仕事の一部を上司が請け負ってくれることを期待したのですが、ムダでした。
私が怒り狂ったのは、言うまでもありません。
仕方がないので、その上司よりもさらに上の役職の人に相談すると、負担が軽減しました。
私の負担を軽減してくれた上司は、私よりも長時間働いていました。
この経験を通して私が気づいたのは
いざという時に自分を守れるのか、自分しかいない
ということです。
本当にツラい時は、周囲の事を気にせず、助けを求めてみましょう。
もし、上司がまともに取り合ってくれないのであれば、それは長時間労働を改善する能力が会社には無いということです。
ですので、環境を変えるサインです。
まだ気力も体力も残っているうちに、無理なく働ける会社を見つけることをおすすめします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。