仕事を辞めたいと思っているんだけど、なかなかやめる勇気が出ない
上司に対して「辞めます」ときちんと言える自信がない
あなたは今、このようなことを考えているかもしれません。
私も、会社を辞めたいと思い続けていたものの、辞める勇気がない状態が3年近く続いていたことがあります。
そこで、今回は
- 仕事を辞めたいけど勇気がない時の原因と対処法
- 勇気がなくても「辞めます」と言える方法
- 退職願と退職届の違い
についてお伝えします。
気になる内容から、ぜひ読んでみてください。
Contents
仕事を辞めたいけど勇気がない時の原因と対処法
仕事を辞めたいと思っているにも関わらず勇気が出ない原因として当てはまるのは、次の6つです。
- 今の会社の居心地がそれほど悪くないと感じるケース
- お世話になった人に対して申し訳ないと感じるケース
- 本音ではそれほど辞めたいと思っていないケース
- 転職活動が上手くいくかどうか心配なケース
- 自分の実力が他社で通用するか不安なケース
- 転職先で合わない人がいるかも知れないと心配なケース
それでは、1つずつ順番に説明していきます。
今の会社の居心地がそれほど悪くないと感じるケース
仕事を辞めたいと思っているけれど、今の会社はそれほど居心地は悪くないしどうしよう・・・
このように思っている人は、意外に多いです。
あなたの会社にも、会社に対して不満を言い続けているものの、なかなか辞めない人はいませんか。
それは、今の会社の居心地がそれほど悪くないからです。
そのようなケースに当てはまる場合は
今の会社に居続けることのデメリット
を1度考えてみるようにしましょう。
●給料が上がりそうにない
●やりたい仕事を任せてもらえない
●業績がどんどん下がってしまう
●いつまでたっても出世できそうにない
●自身のキャリアを積み上げることが出来ない
●仕事ができない上司の言うことを聞き続けなければならない
●お局の嫌がらせが続く
など、少し考えてみるだけで、様々なことを思い浮かべることが出来るでしょう。
(上記の例は、全て私自身の会社に当てはまっていたことです)
このように、今の状況だけでなく将来のことも考えてみるようにしましょう。
お世話になった人に対して申し訳ないと感じるケース
会社を辞めることは、お世話になった人を裏切るみたいで申し訳ない気がする
時々、このように感じる人がいます。(私も、このように考えたことがあります)
ですが、今お世話になっている人が、これからも応援してくれるとは限りません。
また、あなたの将来のことに対して責任を取ってくれるわけではありません。
そうすると、いちいち申し訳ないと感じる必要がないことが分かります。
本音ではそれほど辞めたいと思っていないケース
会社を辞めたいと思っているのか、辞めたくないと思っているのか、自分でもよく分からない・・・
私も、なかなか転職活動をする決断ができなかったとき、このように考えていました。
とはいえ、少しでも辞めたいと感じているということは、何かしら不満を感じているはずです。
●今の会社についてどのような点が不満なのか
まずは、この部分を明確にしましょう。
そして、その不満を解消する方法を考えて、実行してみましょう。
もし不満を解消できるようであれば会社に残り、解消できそうになければ転職活動をしてみることをおすすめします。
転職活動が上手くいくかどうか心配なケース
自分を採用してくれる会社は、本当にあるのだろうか
面接や書類の準備をきちんとできるだろうか
転職活動について悩み始めると、どんどん悩みが膨らんできます。
しかも、友人や同僚に気軽に相談することが出来ないので、余計に悩んでしまいます。
もし、転職活動について不安を抱いているのであれば、転職エージェントを利用することをおすすめします。
- 転職のことや今後のキャリアについての相談ができる
- 履歴書や職務経歴書の添削や面接対策を行なってもらえる
- 面接であなたが伝えきれなかったことを、代わりに伝えてもらえる
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 企業の内部事情に関する情報を入手できる
- 企業との面接の日程調整を行なってもらえる
- 企業との年収交渉を行なってもらえる
- 内定を辞退する場合はエージェントから連絡してもらえる
上記のサービスを無料で受けることが出来ます。
特に、いつでも相談できることが、転職活動をするにあたって最もありがたいサポートです。
というのも、転職について具体的な相談できる相手というのは、なかなかいないからです。
転職エージェント会社で特に有名なのが
●リクルートエージェント
●マイナビエージェント
●doda
この3つです。
特におすすめなのが、マイナビエージェントです。
先ほど紹介した3つのエージェント会社の口コミを100件ずつ調査したところ
- 紹介される案件は自分に合ったものだったのか(案件の質)
- 担当者は親切・丁寧にサポートしてくれたか(サポートレベル)
- 履歴書や職務経歴書、面接などに関するアドバイスは役に立ったか(アドバイス内容)
優良なエージェントかどうかを判断するうえで重要となる上記の項目のすべてで、マイナビエージェントが1位となりました。
もし迷っているのであれば、登録を済ませて1度エージェントの方と企業の選び方や転職活動の進め方について話をしてみることをおすすめします。
自分の実力が他社で通用するか不安なケース
この悩みについて言えることがあるとすれば
●内定を得る前に、このことについて悩んでも仕方がない
ということです。
転職活動をして内定を得ることが出来たのであれば、面接官はあなたに対して
この人はうちの会社でも十分戦力になってくれると判断したことになります。
逆に、内定を得られなければ、戦力にならないと判断されたことになります。
もし、自分の実力について不安を感じるのであれば
今はこのことについて悩んでいても仕方がない
ひとまず、転職活動をしっかり頑張ろう
これからしっかり実力をつけるようにしよう
このように、切り替えることが大切です。
転職先で合わない人がいるかも知れないと心配なケース
これも、先ほどの自分の実力についての悩みと同様に、現時点で考えていても仕方がないものです。
合わない人というのは、どこにでもいます。
大切なのは
●合わない人に対して、どのように関わるのか
ということです。
●とりあえず挨拶だけはしておく
●ストレスにならない範囲で距離を置く
●どうしてもストレスがたまるなら、誰かに相談する
●気軽に話が出来る相手を他に見つけておく
その時その状況において、ベストだと思える方法で対処すればよいのです。
勇気がなくても「辞めます」と言える方法
上司に対して「辞めます」と伝えることは、勇気が必要であると思われてします。
この考えを否定する気はありません。
ですが、勇気を振り絞ろうとしても、勇気が湧いてくるとは限りません。
特に、自分にとって大切なことを伝える時には、なおさらこの傾向が当てはまります。
もし「辞める」と伝える勇気が湧いてこないのであれば、勇気を必要としない方法で対処すればよいのです。
その方法は
●内定を得た後に書類を内定先に提出し、どうやっても辞めざるを得ない状況を作ってから、「辞めます」と伝える
というものです。
書類と言うのは
- 内定承諾書
- 雇用契約書(入社日や、給与・休日数などの条件面が記載されたもの)
- 採用時誓約書
などがあります。
この方法を使う時は
●すでに書類を提出したこと
●内定先に入社する日付がすでに決まっていること
●そのため、今の会社に残る選択肢がないこと
この3点を伝えるようにしましょう。
実際に私は、この方法で上司に辞めることを伝えました。
上司は、最初こそどのようにして私を引き留めようか考えていたようですが、私が辞めざるを得ない状況であることを理解したことで、一切引き留めようとしませんでした。
話し合いはスムーズに進み、10分もたたないうちに終了しました。
もし、辞めることを伝える勇気が湧いてこないのであれば、辞めざるを得ない状況を整えてから辞めることを伝えるようにすることをおすすめします。
退職願と退職届の違い
上司に退職することを伝える時に、退職願(退職届)を提出することになるのですが、この2つはどのように違うのでしょうか。
簡単に言いますと
退職願:会社に対して退職したいことを伝えるもの
(会社が承認する前であれば、撤回することができないるもの)
退職届:自分が退職する意思を示すもの
(会社に1度受理されると、撤回することができないもの)
です。
自分はどっちを出せばよいの?
と疑問に思うかもしれません。
基本的には、退職願を出しておけば大丈夫です。
出すタイミングについては特に決まりはありませんが、退職の旨を伝える時であれば提出しやすいです。
そして、退職願を提出した後に、退職を受理してもらえたかどうか確認するようにしましょう。
もし、受理されていないようであれば
●メールで退職届を提出する
●労働基準監督署に相談に行く旨を伝える
といった対処法があります。
退職届の書き方や提出方法については、法律で明確に決まっているわけではありません。
法律で決まっているのは
●退職の意思を14日前までに伝える
ということだけです。
ですので、メールで退職届をメールで提出しても、法的には有効なのです。
おわりに
今回は、仕事を辞めたいけれど勇気がない時の対処法や、退職願と退職届の違いについてお伝えしました。
もし、辞めたいと思っているにも関わらず勇気が出ない場合は、2~3年後のことについて想像してみましょう。
そこで
これからも今の会社で働き続けたとしても、年収が上がったりやりたい仕事に取り組めたりするイメージが湧かない
ということであれば、早めに転職活動に向けて動き出すことをおすすめします。
実際に複数の転職エージェントの方から聞いたのですが、やはり年齢が上がるにつれて、転職活動のハードルが上がっていきます。
なぜなら、20代であれば将来性やポテンシャルが考慮されますが、30代になると即戦力になれるかどうかが強く求められるからです。
もし、辞めるかどうか決断できていないのであれば、転職活動をしながら考えてみることをおすすめします。
ぜひ、後悔のない選択をしてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。